10年越しの勝利! [ボクシング]
本日、後楽園ホールにて、新田ジム今期最後の1日3試合。
再起戦のT橋選手、タレント女子ボクサーM島選手のデビュー戦、そしてセミファイナルを務めるY選手。
T橋、M島両選手は、残念ながら健闘及ばず敗れてしまった。
しかし、この日の主役はなんと言ってもY選手。7月の10年ぶりの再起戦に敗れた後、すぐにジムワークを開始し、本日の試合に備えてきた。
新人王戦等があり、あまりY選手のコンディショニングは見ることはできなかったが、練習を見る限りでは、全く心配は無いと思っていた。
そして試合開始のゴングが鳴った。相手は、サウスポーのY岡選手。左ストレートが武器の好選手だ。
Y選手は、1R目から積極的に仕掛けていく。さすがは新田ジム随一のテクニシャン、左のダブル,トリプル、左右そして上下の多彩なコンビネーションで相手を翻弄。1Rはポイントを稼いだ
2R目、相手Y岡選手は、サウスポーのセオリーである右回りを敢行し、鋭い左ストレートを再三、Y選手の顔面にヒットさせる。試合を見ていて結唯一怖かったのがこの左ストレート。 2Rは取られましたかね
3,4Rは、自慢のハンドスピードの回転が上がり、相手を圧倒。再びポイントを取る
5R、Y岡選手が奮起、劣勢を挽回するために怒涛の攻めを浴びせてくる。取られましたね
6R、おそらく、かなり苦しかったと思われるが、歯を食いしばり、なお、手数、そしてその回転力を上げ、攻めきり、勝利を決定的にした
判定は、59-56,59-56,58-56 の3-0での文句無しの勝利(私の判定でも58-56)、自ら引き込んだ10年ぶりの勝利である
この1勝はただの1勝ではない。
30歳を過ぎてからの再起、10年間のブランク、そして10年掛けてもぎ取った勝利。
こんなことは誰にでもできることでは無い。
この10年には、我々には計り知れない大きな苦労、挫折があったと思われる。その苦労、挫折を乗り越えたY選手に拍手を送りたい。本当におめでとう
来年はランキング入りという大きな目標が出来上がった。その目標に向かいまい進してもらいたい
Y選手は、技術だけでなく、プロボクサーとしての姿勢、取り組み方も優れている。
若手ボクサーは彼から多くのことを学び取っていくことだろう。
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